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風立ちぬ

もうすでに先週の話ですが見に行ってきました、風立ちぬ

あー、ちょっくらネタバレしますので、まだ見てなくて知りたくない方はこの先読まないでくださいませ。

万人に100点もらえる映画なんてこの世にはないので、賛否両論いろいろあってもなにか感じることができるだろうとあまり映画館には行かないんですが、早く見た過ぎて行ってきました。もともとエンジニアのはじくれだった私としては、やっぱりモノを作る人たちの想いを感じたかったんです。

宮崎駿監督が自分の映画で泣いたのは初めてですって言ったことから興味が沸いて見た人が、泣くポイントはなんだったの?っていう前評判をよく聞いていたけど、自分の意思で、想いを持ってモノを作ることに携わったことがある人ならわかるんじゃないのかなー?って思いました。別にそれをわかったからどうだっていう話だけど、自分がどう生きるべきか、仕事とどう向き合うべきかを考えさせられる私的にはいい映画でした。

今、自分に転機が来てるかなと思う今のタイミングで「仕事とは?」ということを人と話すことがよくあるなーと思うわけですが、あえて映画館にまでこの映画を見に行ったのもそんな引き寄せのひとつだろうなと思います。

自分が夢を持って作るものは殺戮の道具だとわかっていても、それしか夢に携わる選択肢がなくて、出来上がった飛行機は一機も帰ってこなかった。これほどに時代に翻弄されたことがあったのかと思うと胸が痛みます。今でも会社員としてモノを作ってる以上、そんな好きなもんばっかり作っては食ってはいけません。だけど、せっかく形になったものが人の命とともに塵のように飛び散って二度と戻ってこないなんてことは今の日本ではほぼありません。それだけでも、モノを作っている者としても報いは違うんじゃないでしょうか。

この映画には戦争時代の描写という意味でも賛否がありました。でも、NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀という番組で宮崎監督がこれを作った過程を追っているところを見て、彼がこの作品を作った覚悟を感じてやっぱりスゴイ人なんだなーと思いましたね。東日本大震災を受けて、今はファンタジーを作るときじゃないだろって。時代に合わせて、必要なメッセージを発信する。彼はそういう「モノ」を作る人なんだと思います。

宮崎監督が泣いた本意は誰にもわからないけれど、二郎が殺戮の道具とわかっていても飛行機を作ることをやめなかった覚悟と世論になんと言われようと、「生きにくかった時代」として戦争の時代を選んで描いた監督の覚悟が私には重なって見えました。だからこそ、結果がわかっていたとしても零戦が一機も戻ってこなかったことに涙したんじゃないかと思いました。私も今は物理的な目に見える「モノ」を作る人間ではなくなりましたが自分が発信した言葉を受け取ってくれる人がいる限り、想いという「モノ」を作ってると思っています。そこにはもちろん、私の想いがこもっているし、だからこそ無責任な「モノ」ではあってはいけないと思っているので、自分の出来る限りのインプットと、自分に出来る限りの租借をして伝えていけるように精進しようと更に想いを新たにしました。

また、この風立ちぬの主人公、堀越二郎が働く三菱重工の名古屋工場を知ってたっていうのもあって、なんか身近に感じたし、やっぱエンジニアっていうやつは、寝る間も惜しんで、頭のなかひねくり返して、失敗して、失敗して「できたぁーーーーーーーーーーーーー!!!!」ってなるのは、いつの時代も変わらないんだなってそういうところも懐かしくて楽しかったです😝

DVDが出たら、また見ようと思います。その頃の私はどうなってるかな~♪

Tomoko Nakabu Yamada
GītāTomoko
愛知県、知多半島在住。 大学進学と共に上京し、約20年東京で過ごしたが、結婚を機に離れる。現在は主婦? 新卒で入社した会社は某電気メーカー子会社で半導体論理設計エンジニアとして開発業務に励む。社会人生活15年で7社を渡り歩き、さらに副業を掛け持ちしていた異色の経歴を持つ。2009年よりヨガインストラクターとしての活動をはじめ、現在もオンラインを中心に指導を続けている。 2019年に長女が産まれ、育児奮闘中!
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